学研ひまわり教室

SCHOOL NOTIFICATION

教室だより

2024年2月号 「偕楽園の梅とたくさんの思い」

外が春らしくだいぶ明るくなってきました。先日、水戸の偕楽園に梅を見に行って来ました。去年は早く行きすぎて殆ど咲いておらず無念な思いで特急ひたちで帰ったので「今度こそは」と思いながらも、自己防衛のためか近づくにつれ「たぶん咲いていないよ。」と心があちこちするうちに駅に着くと、もう、うす桃色の花ざかり!!梅林の中を歩いて梅の香りをかぎながら徳川斉昭の作った好文亭に入ってみました。

ここは若者の学問の場所である弘道館と対比して、皆で楽しく仲良くコミュニケーションする喫茶店みたいなところ。『好文』というのは梅のことで中国の故事から「学問に親しめば梅開く」ということから付けられたそうです。

斉昭は身分に捉われず若者に学問の機会を与えようとした人で教育に対する思いを改めて汲み取らせて頂きました。

ところで、梅というのは考えてみたら色々なところで学問と繋がっていますね。毎年私の行く東京文京区の湯島天神はたくさんの受験生や塾の先生で正月明けはすごい人の数ですが、やはり梅で有名です。

合格エンピツを買うために並ぶと隣の人が塾の先生だったりします。今年も中3の子5人分祈ってきました。

そんな中で気づくのは教育というのは愛からなるということです。親の愛があってこそ塾に入り、親や祖父母の協力あってこそ送迎があり、私も指導者としての想いがあるのであるのでいろいろ試行してやっていて、一人の子供の教育にはたくさんの人の愛が作用しているのです。

偕楽園に行くと200年前の斉昭の思いを感じるのが不思議ですが思いは目に見えなくても残るものなのかもしれませんね。

そうして、今回は大満足で特急ひたちに乗って帰りました。しっかり仕事せねば!!と。